私たちの目に見える世界は 物理学の目で正していくといろんな錯覚に満ちています。
空間には多くの種類の「場」が混在していますが、 力が働くまでは視覚化されず、だれも「場」の存在に気づきません。 この「場」の性質を解き明かすことで、何もない空間に 膨大なエネルギーが隠されていたり たくさんの情報が隠されていたり、未知の素粒子やエネルギー、 はては異次元空間まで存在していると予想されるようになってきました。
私たちが物で満たされていると思い込んでいるこの世界は、よく見るとほとんど真空の空間だったのです。
宇宙空間となんら変わらない空間にわたしたちは住んで生活しているのです。
有なのか無なのかわからないような世界にホログラフィのように浮かんでいる、まるでまぼろしのような世界が私たちの生きている世界だったのです。
宇宙に存在する空間には例外なく「電磁場」や「重力場」など力を生み出せる場が存在しています。
そして力が取り出せるということは、空間がエネルギーを持っていることを意味します。
量子「人間」学 朗読
科学の最前線である量子力学の世界では、私たちが普段当たり前と思っていることが、まったく違った不思議な姿で現れることがあります。その量子力学の視点から人間の本質や生命の価値について考えた本書【量子「人間」学】の一部を朗読しました。