音に関して起こる共振作用を「共鳴」といいます。
共鳴とは、片方の音叉を鳴らすと反対側の音叉も鳴り出す現象として知られています。
波長を合わせるという事が共振(共鳴)現象を意味すると考えると、
宇宙の根本と波長を合わせるというのは、つまり私の固有振動数を宇宙の中心の固有振動数と同じにするということだと思います。
そういう観点で見れば、瞑想は、こちら側の振動を抑えてじっと宇宙の振動を感じ取る行為に見えますし、祈りは直接的に宇宙と対話するのですが、こちらの振動を宇宙の中心に送りつつ、宇宙の振動に合っているのか確認しながらチューニングしているかのようです。
踊りはからだ全体を使う祈りです。
私の波長が宇宙の波長と合うとどうなるでしょうか?
共振しますから、そのエネルギーは倍加します。
私たち人間は歴史を通じ、自然万物を通して「宇宙の振動と共鳴したい」と願い続け、努力を重ねてきたのではないかと思えるのです。
量子「人間」学 朗読
科学の最前線である量子力学の世界では、私たちが普段当たり前と思っていることが、まったく違った不思議な姿で現れることがあります。その量子力学の視点から人間の本質や生命の価値について考えた本書【量子「人間」学】の一部を朗読しました。